好きでチキンが主原料のフードを食べて来たんやけど、なんか身体中かゆい!
食物アレルギーかと思うねんけど、自分で調べたりできるん!?
結論から言うと、自宅で調べることはできます!
ただし、ものすごーく手間がかかりますし、時間はもちろん、ワンコとご家族の根気が大いに必要です…
我が家のミト子さん(トイプードル・メス・3.5kg)は、身体に痒みや赤みが出たのでアレルギー検査を行い、自宅でアレルギーの原因を突き止めました。
今回は、病院で教わったアレルギーの調べ方をシェアいたしますので、「手間暇かかっても愛犬が元気になるなら、自分で調べたい!」というご家族に、ぜひ参考になればと思います。
食物アレルギーがあるとアレルギー反応がでますが、その反応はワンコによって様々です。
「かゆみ」や「涙やけ」、「全身に赤み」や「耳の汚れ」などなど…ワンコによりますよね^^
我が家はワンコの皮膚の荒れが気になったので、病院でアレルギーの血液検査を行ってから、自宅でアレルゲン(アレルギーの原因となる食物)の調査を行いました!
アレルギー検査については以下の記事を参照くださいね↓
食物アレルギーの調べ方
前提として、「これは絶対守らないとダメ!」なこともあるのはあるんですが、手順自体は至ってシンプルです。
が、一つ一つの手順が意外と期間を要するので、気長に実施するとご家族も焦らなくて◎です^^
手順1・アレルギー反応が出ない主食(メインとなるフード)を固定する
まずは、アレルギー反応が出ないメインとなるフードを決めます。これは、手順3で試していくアレルギー疑惑食物と関係のない主原料のものを選びます。
一般的にドッグフードに使われているものは省いて、ちょっと珍しいもの(魚や鹿肉など)がおすすめです。
もし、小麦や乳製品なども疑惑アリでしたら、一旦排除してメインのフードを決定した方がいいです。
何が原因でアレルギー反応が出ているかを突き止めるわけですから、原料の詳細部分をよく確認して与えてみましょう!
我が家がネットショッピングでお世話になっている、GREEN DOG さんではアレルギーお悩み別のフード紹介コーナーがあり、特定の主原料に限定して探すこともできます!
また、POCHI さんではアレルギー項目にチェックを付けるとそれらを除外したフードが検索できる画期的なフォームも用意されています!
↓大変便利ですので、ぜひ利用してみてくださいね^^
※ 我が家が実際に主食にしていたものや、その他おすすめは今後まとめる予定ですのでしばしお待ちを…^^
(手順2・アレルギー反応が治るまで主食のみ)
始める前からすでにアレルギー反応が出ている場合は、落ち着くまで手順1の主食のみを食べさせます。
この手順2がとっても大事でして、おやつも主食を小さく砕いたものをあげるか、主食に含まれる原料でできているおやつなら与えてOKです。
例えば、、、
主原料が鹿肉(ベニソン)&スウィートポテト(さつまいも)のフードを手順1のメインにあげる場合、おやつとして鹿肉のみでできたジャーキーや、さつまいものみでできたスティック、さつまいもをふかしたもの、などは大丈夫!
小麦もアレルギー疑惑がある場合、さつまいもクッキーなど小麦粉入りおやつはNGです。
※ 手順4にて、アレルギー疑惑の食物を試して反応が出た場合(4-A)も落ち着くまで主食のみ(または主食と関連のあるおやつのみ)となります。
手順3・アレルギー反応が出る疑いがある食物を一つ試す
手順1の主食が定着すれば、いよいよ調査開始です!(ここまで我が家は2週間弱かかりました…汗)
ポイントがざっくり2点ありますのでしっかり押さえましょう!!
ポイント1_試す食物の選び方
アレルギーが疑われる食物を一つずつ試していくのですが、基本的にはワンコのフードとしてよく使われている原料や疑惑がある食物からスタートするのが良いとのこと。
病院で血液検査後、以下のような表を頂きました。数値が高いほど疑惑アリなのでミト子さんの場合△印のものがあやしいと言われました…
上半分は主要食物アレルゲンと言って、よくフードに含まれているもの(牛肉・豚肉・鶏肉・卵白・卵黄・牛乳・小麦・大豆・トウモロコシ)です。
下半分は除去食アレルゲンと言って、一般的にドッグフードにはあまり使われていないものなので、手順1のメインフードはこの中から選ぶとやりやすいかと思われます◎(羊肉・馬肉・七面鳥・アヒル・サケ・タラ・エンドウ豆・ジャガイモ・米)
ポイント2_試す食物の与え方
先生曰く、できるだけ原形で与えてみるのが良いとのことで、
与える量は、毎食スプーン1杯ほど。
他の食物で与え方のコツを伺ったところ、牛乳は犬用のを・大豆はお豆腐・小麦はうどん・エンドウ豆はグリーンピースの缶詰め・米は炊いたご飯で良いとのこと。
羊肉・馬肉・七面鳥・アヒル…などについては原形で与えるのは難しいですよね!
これらの場合は、上記で挙げた原形で与えられるものを先に試してみて、NGだったものを省いたドッグフードで試すのが簡単です^^
なので、先生曰く、「主食を試したい項目が主原料のドッグフードに移行してみるかたちで、後半に試すと良いでしょう」とのこと。
手順4・与えてみて反応をみる
特に最初の2〜3日はよーくみてあげてください!
身体の異変は数日で出ることが多いためです。
4-A・アレルギー反応あり
即刻与えるのを中止し、手順2へ戻ります。
アレルギー反応でかゆみなどが出ている場合、元に戻るまで主食のみで過ごします。
反応が落ち着いてから、手順3で別の食べ物を試してみます。
我が家は、食物にもよりますが、反応ありだったものはかゆみが治るまで約3〜7日かかっていました。
完全に治ってから次のテストをしたほうがいいので気長に行いまししょうとのこと。
4-B・アレルギー反応なし
1週間、毎食スプーン1杯を与えてみてなんとも無ければ、その食物は大丈夫だと判断してよいとのこと!
その後は、3日間混ぜ物なし(つまり主食のみ)にしてから、手順3の次の食物を試していきます!
手順2〜4を繰り返してアレルゲンを特定する
4-Bでアレルギーでないと分かった食べ物については、手順1の主食と入れ替えてもOK!
調査が進んでいくとずっと同じ主食で飽きてくる子もいると思います…
アレルゲンじゃないと分かったら、主食の幅が広がるので嬉しいですよね!
もちろん、おやつとして与えてもOKです^^
(例)我が家のアレルギー調査結果
参考までにミト子さんですと、主な原料の調査に丸一年費やしました。
途中、耳にカビ生えたりしてエライ遠回りしてもたねん(泣
あと、私が食べられるもん、結構少なかったわ…
ミト子さんのアレルギー反応や、実際に調べた項目・期間などの詳細は後日紹介しますのでしばしお待ちを!
★ ↓詳細を公開いたしました!参考になれば幸いです^^(2021.09.06)
おわりに
とにかく手間がかかるのがお分かりいただけたかなと思います…
全体的には手間なのですが、食物アレルギー検査をしておいた方が、試す食物の種類や順番を選ぶ指標になるので、自宅での調査がより楽になると思います。(実際、とても役立ちました!!数万飛びますが…涙)
↓検査費用、検査でわかることなどは、コチラを参照ください^^
あと、ものすごーく大事だったのは「お試し期間中は決められた食物以外のものは絶対に与えないこと」!
これをしっかり守らないと、「アレルギー反応が出た時どの食物が原因で反応が出たのか分からなくなるため」by先生
ですので 根気強く行う のがポイントだと思いました^^
愛犬のストレスフリーな食生活実現のためにも頑張りましょう!!
ワンコもご家族もファイティン!