先日、別件で病院を受診したところ、ミト子さんがまさかの「胆泥症(たんでいしょう)」と診断されました。
初めて聞く病名で驚きましたが、先生に詳しく話を伺ったので、同じように不調が気になる飼い主さんの参考になればと思います。
ミト子さんこういう病気もあるんだと知っておくと、何かあった時に安心です
胆泥症とは?──胆のうに不純物がたまる病気
胆のうは、肝臓でつくられた消化の役割をする物質をためておく臓器。
胆泥症とは、何らかの原因で胆のうに不純物がたまっている状態をいうとのこと。


先生によると、
「肝臓・胆のう・腸の連携で何かしら悪いところがあるのは確かです。どこが原因かは詳しい検査をしないと分かりません」
とのことでした。
発覚のきっかけはエコー検査
発見のきっかけは、別件でお願いした腹部エコー検査でした。
多頭飼いのため「もう一頭と比べて、少し吐く回数が多いかな?」と思う程度で、ほとんど無症状。





お腹を霧吹きで割としっかりめに濡らしてエコーだったので、診察終わりはお腹がビショビショでした(笑)
胆泥症の犬は胃腸が弱い傾向がある
胆泥症だと、通常の胆のうの子より胃腸が弱い・嘔吐しやすいといった傾向があるそうです。
普段の生活では、
- 食後すぐの運動を避ける
- 消化のよい食事を意識する
といったケアを心がけることで、胃腸への負担を減らせるとのことでした。



知っておくと、普段の食事などでも気を付けられるので詳しく聞いておいて良かったです。
放置すると重症化・突然死のリスクも
残念ながら、「胆のうに不純物があるということは、身体のどこかしらが悪いということ」ですので、それが原因で突然亡くなってしまうワンコもいるとのこと…
ただし、先生曰く、
「胆泥症のワンコが10頭いれば、そのうち8~9割は何事もなく一生を終えますが、約1頭ぐらいは急死してしまうかもしれない…というぐらいの確率です」
だそうで、治療するか自然の摂理に任せるかは飼い主さん次第ですとの回答でした。
治療方針と今後のケア
胆泥症については今でも分かっていないことある病気ということもあり、治療法などは獣医さんによって違うそうです。
今回の病院では、
「治療を希望でしたら、検査と当医院での詳しい治療法をお伝えしますね。」
とのことでした。
我が家では家族会議の結果、すぐの治療はせず、経過観察を選びました。



ただし、胃腸の不調とは今後も上手に付き合っていく必要があるため、食事・運動・季節ごとの体調変化にはより気を配る予定です。
まとめ:早期発見・定期検診が安心
今回はたまた行った検査での発覚でしたが、知らないままだと胃腸への負担が大きい生活を強いていたかもしれません…
- 「よく吐く」「お腹が弱い」と感じたら早めに受診
- 定期的にエコー検査を受ける
ことが安心だと感じました。



我が家の家族会議では一旦治療はしない…ということになりましたが、胃腸が弱いのは一生付き合っていかなければならないようです…
なので、体の状態によっては治療も視野に入れつつ、これからも元気に楽しく暮らしてもらえるようにサポートしたいなあと思います。











