「無麻酔歯石除去はやっぱり危険!?」体験レポート

image
Photo by Jonatan Burneo on Unsplash

二度利用したことがありますが、我が家では今後は利用しない事にしました。

経験談と懸念点をご紹介することで、検討しているご家族の情報収集に役立てられれば良いなと思います。

無麻酔歯石除去の体験レポート

3、4年前に口臭と歯石が気になって利用しました。

ペットショップのしつけ教室が行われているスペースで、年に3〜4回不定期に開催されていたものです。

費用は一頭約15,000円、施術者により異なるようですが一回目は40分程度、二回目は50分程度かかったと記憶しています。

施術者の膝上に仰向けに横たわり専用の器具で歯石を削り取ってもらいます。緊張からか、仰向け乗りが慣れていなくても膝でガッチリ抑えられて大人しくしていたようです。

施術後はお手入れしにくい奥歯も白くなり、口臭も少しマシになってたと思います。

一回目の後、1年ほどでまた口臭が悪化したので再度やってもらいました。しかし、二回目の後も1年も経たないうちに元通りでした…

歯石が気になるプードル

やっぱり定期的にお手入れしないと、すぐに元に戻ります…

その後無麻酔歯石除去について調べたところ、デメリットが気になったので以後は利用しない事にしました。

気になるデメリット

我が家が気になったのは以下。いくつか簡単にご紹介します。

・獣医師が薦めていない

「無麻酔歯石除去 デメリット」で検索すると多数ヒットし、多くの獣医師が警笛を鳴らしています。全面的に獣医師が薦めている記事は見当たらなかったと思います…。

・死亡事故が起きている

ブログで公開されている方がいらっしゃったので拝見しました。愛犬と暮らしている人間として読んでいてとても辛くなりました。同様の事が二度と起こらないよう願うばかりです…

・施術者は獣医師資格を持っていない可能性が高い

死亡事故の件のブログにも記載がありましたが、民間の衛生士のような資格で施術している場合が多いようです。何か起こった際の救急の対応等に不安を感じました。

・施術方法が不安を感じさせる

獣医師さんのブログで拝見したのですが、使用する器具が良くなかったり使い方が間違っていたり…出血と伴うこともあるようです。素人の飼い主にとっては分からないことが多いので、獣医学的に間違っていることが行われていても見抜くことはできないなと思いました。

・ワンコに負担大なのでは…

麻酔を伴わないと身体的な負担が多いようです(パウンティング状態のまま長時間続ける・顎が折れるなど)。加えて処置の間ずっとストレスを感じてさせてしまう精神的な負担も気になりました(実際ウチのワンコもかなりガクブルして帰ってきました…)。

そもそも無麻酔歯石除去がとても良い施術ならば、動物病院でたくさん施術されているはずです。それが推奨されていないのは、やはりデメリットが上回るという事なのではと思いました…。獣医師免許も持たない人が民間企業で利益を出して行っているというのは、どうも飼い主側の不安や心配事をピンポイントに突いて利用しているように思えてなりません…。

一度経験したプードル

もっとよく調べて検討するべきでした…反省。

やるなら麻酔かけて獣医師に除去してもらう

かかりつけの動物病院で聞いてみると、麻酔をかけて除去が一般的だそうです。

一度歯がぐらついて受診した際に相談したのですが、「年齢(9歳)にしては歯が綺麗です^^このままお家でお手入れ続けてくださいね」と言っていただきました。

歯周病などで治療が必要になったら麻酔の上で処置してもらう事にして、我が家はこのままいこうと思います。

口臭と歯石が気になるプードル

良かった点もあるけど、再検討した結果、懸念点が上回ったので今後はやめておきます…

より詳しく記載してくださっているブログもたくさんありましたので、いろいろと閲覧してみるのをお勧めします。我が家の経験が少しでも参考になれば幸いです^^

SHARE!
  • URLをコピーしました!

About us!

関西在住のトイプードル(10歳)。ビビりで甘えん坊なティー坊&神経質でこだわり強めなミト子さんです。個性の違う2頭のQOL向上を日々試行錯誤しています。

目次